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虚偽の個別陰謀論は、陰謀一般の存在を隠蔽するワクチンである。


・ 陰謀は存在する、と私は思っている。

・ 陰謀の存在は比較的広く気付かれている、と私は思っている。
 ・ タブーという言葉の存在が、その証拠だ。

・ 陰謀のアキレス腱は発覚であり、発覚を防ぐ事は土台無理な話である。

・ 陰謀は、発覚を防ぐ為に、その手口を、長期持続する弱い相互作用に拠らざるを得ない。
 ・ 相互作用を弱くした分だけ長期化させるので、発覚リスクは減らない。

・ そのため、陰謀の効果は限定的であり、一切合切が陰謀の結果だ、とする言説は間違っているだろう。

・ 陰謀は、(複雑系の科学の意味での)カオスとの戦いであり、勝算は高くない。

・ 究極的には、陰謀よりも、むしろ暴動の方が、恐れられている。

・ 陰謀論は、暴動を抑制する為の慰めや、暴動を誘発する為の扇動で有り得る。

・ 陰謀論は、自分の逆境の原因を他者の不正に求めようとする者に受け入れられ易い。

・ その事は、個々の陰謀論が虚偽である証拠としては、不十分である。

・ 陰謀の存在を誤って否定した結果と、誤って肯定した結果を比較考量する必要がある。

・ 故意に虚偽の陰謀論を説く事の目的としては、以下が考えられる。
 ・ 敵に濡れ衣を着せる。
 ・ 自分への批判の矛先を反らす。
 ・ ロマンの捏造。
 ・ 真の陰謀論の評判を低下させる。
 ・ ハーメルンの笛吹き男として働く

・ 陰謀を告発しない人の分類
 ・ 気付いていない人
 ・ 気付いている人
  ・ 陰謀の主謀者
  ・ 陰謀への協力者
  ・ 陰謀の傍観者で、陰謀を好都合だと感じる者
  ・ 陰謀の被害者で、怖くて言えない者
  ・ 陰謀の傍観者で、怖くて言えない者


陰謀は、過去については歴史の教科書を見れば書かれている事であり、それが現在は存在しない、という言説は不審である。
過去の歴史的事実についての、まともだとされる学説に含まれる陰謀論は決して、現代の裁判で有罪を言い渡す際に必要とされる程の厳密な立証、を経たものではなく、それに比べれば単なる推測に基づく物に過ぎない。
私は、推測に基づくその様な事実認識を、信用に足る、と感じる。
従って、同程度の厳密でない推測を現代の状況に適用した結果得られる陰謀論も、同程度に信用に足る(それ以下でも顧慮に値し得る)のであり、裁判の様な厳しい基準でこれを退ける言説は、不審である。
現在よりも、ずっと後の時代に成ると、現代の陰謀も、裁判の様な厳密な立証を経る事なく、当然そうであったろう、という風に書かれる事である。
そして、それは、現代の我々の眼にも、見えている事なのだ。




最終編集2016年03月14日