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< 同位相シンクロナイズドBFS >

同位相シンクロナイズドBFSは、相手が、前→後→前→後→・・・という風に、BFS空手の試合においてよく見られる周期的なステップを踏んでいる場合に、まず自分も相手に合わせて同じ様なステップを踏み、その後周期運動の途中の決められたタイミングで、その周期運動から自分の意思で離脱してハーフステップBFSを開始する技です。
離脱するのは、周期運動の前端で静止した瞬間です。

相手のステップの規則性という隙を突く技です。

空中衝突において、力学的には相手と自分は対等ですが、衝突が自分の意志決定によって起こり、相手は対応する立場に立たされるので、自分の方が有利に成る。

自分のステップは、周期(と振幅)は全く相手のと同じにするが、位相的には少しだけ相手よりも遅らせる。
この事によって、こちらが周期運動から離脱した事が相手の目に判明するタイミングが、相手の前方へのジャンプの取り消し不可能なタイミングに成る。

自分のステップの位相を相手のよりも少しだけ遅らせるコツは、相手の動きを見て真似る事です。
つまり、まず自分のステップの位相を相手のに大体揃えておき、その後で、相手が(相手から見て)前端に達した際に、相手の重心が(相手から見て)後退を開始したのを自分の目で確認でき次第、自分が前進を開始する。
相手が(相手から見て)後端に達した際も、相手の重心が(相手から見て)前進を開始したのを自分の目で確認でき次第、自分が後退を開始する。
こうすると、自分の方が少しだけ遅れる。

距離については、両者が静止していたならばハーフステップBFSがギリギリ届かない距離、を常に維持する。

自分が後端に達した際には、相手が(相手から見て)前端でBFSを開始しても、それは自分の前方へのジャンプの取り消し可能なタイミングだ。
自分が前方へのジャンプを取り消せば、相手のBFSは届かない。
うっかり惰性で前方にジャンプしてしまった場合は、相手のBFSが成功する公算が大きい。
相手が(相手から見て)後端でBFSを開始しても、自分が周期運動を続行している限り、そのBFSは自分には届かない。
相手のBFSがフルステップBFSの場合には、どう成ると考えられるか、良く思い出せない。

正面衝突だから、大きな威力が期待できる。

同期完了=ロックオン。

自分のステップを相手のステップに合わせるのに掛かる時間を短くすればするほど、相手のステップの規則性が小さくても対処出来る様に成る。
完全にマスターすれば、頭の中でだけ合わせて、体の動きは全く合わせずにいきなりBFS開始、という事も可能かもしれない。

テレビのBFS空手の試合で、一流選手同志の重心運動、を観察し、それをヒントに考え出した。
2次元の間合いの最高峰か、と自分では思っているが。

この様に公開してしまったら、成り立たない事だけど、何故こちらの攻撃が通ったのか相手に分からない所が、この技の良いところだ。
まぐれだ、と思わせておけば、また使える。
なぜ負けたかを相手が悟れば、相手は帰ってからこちらの技を練習して身に着け、次回はこちらにそれが向けられる事に成る。
この考え方を私は、学生時代にほんの短い期間だけ所属していた空手部で柴田先輩から、なぜ負けたかが相手に分かる様な技は本当に良い技とは言えない、という言葉で聞かされた時に、初めて知った。
私の想像を超える考え方だった。



 
同位相シンクロナイズドBFS@空手の技@動画

最終編集日2013年06月25日