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液態での戦闘中の基準姿勢。
液態で戦闘中は、この姿勢への一定の復元傾向を維持したまま、この姿勢を中心に変化しては戻る事を繰り返す。
私が子供だった頃には、野球選手を主人公にした巨人の星という題のテレビアニメがあって、その中に、大リーグボール養成ギブスというトレーニング器具が登場する。
これは、筋肉に対するバネ負荷の集合体で、体中のありとあらゆる関節の角変化を妨害する様に作られている。
AFS基本構えから姿勢を変化させようとすれば、この器具から抗力を受け、力を抜くとAFS基本構えまで押し戻されてしまう、という風にイメージすると、力の入れ方まで含めて良い動きが出来るのではないか、と思う。
この構えは戦闘中の立ち方であって、戦闘開始時に一瞬見られるだけの構え、とは違う。

  
 コノイヌヲ、ヨクナイイヌダト、イウヒトガ、イルヨウダガ、ホントウニ、ソウナノカ

拳の位置については、ガードの観点からはもっと高い方が良いが、これ以上高くするとパンチを打ち難い。
肩の高さなら、そのまま真っ直ぐ前に突き出せばストレート・パンチに成る。
ボクシングの試合で、拳の位置が段々と下がってガードが空いてしまう傾向の選手が居て、その事を解説者が指摘しているのを何度も聞いた事があるが、その背景には、腕が疲れて下に垂れる、という要素の他に、強いパンチを打とうとすると起点が低く成る、という要素が有る。
肩関節の角変化を大きくしてストロークを長くしようとするから、だろう。
空手の正拳突きの拳の起点は、そう成ってる。
私の基本構えでは、打力優先とガード優先の中間ぐらいの拳の高さとした。
これが普通ではないか、と思う。
ストロークを長くする事によって打力が高まる、という考え方に対して、私が懐疑的であるからでもある。
YouTubeで
左ジャブ・左ストレートの打ち方@ボクシングWEB講座「3ヶ月でボクサーになろう」という指導動画を見て、右拳はアゴの右脇に添える、左拳は左目の高さに置く、というのがボクシングの基本だと知ったので、今後これを採用するかもしれない。
AFS基本構えでも、BFS空手の様に、前足側の腕を前方に大きく伸ばして敵の接近を食い止める形を作る方式も有力候補として考えている。
これは、洋式の剣士が利き腕で剣を持ち、反対の腕で盾を持って構えた時の姿勢に似ているかもしれないので、かなり当たってるかも。
06日@2015年04月@日記

上体の前傾については、少しだけにしないと、ストレート打で腕を前に伸ばした時等に肩に無理が生じる。
ストレート打や押しの反作用を堪えるには、上体の前傾は少しだけで十分だ。
上体を前傾させる事には、
・前後方向の相撲特性が向上する。
・自分のパンチが遠くまで届く様に成る。
・自分のアゴを守り易く成る。
・顔面パンチに対するスウェイバックが気軽に大きく出来る。(2014年03月22日DEEP元谷友貴vs今成正和戦の解説で聞いた)
・ボディーへのストレート打やBFSや蹴込みを受け難く成る。
といった利点が有るが、次の様なデメリットも有る。
・前方を目で見るのが難しく成る。(目蓋を上げる必要が生じ、目の開口面積が増加し、眼球に怪我を負う危険が増える)
・首に掛かる負担が増大する。
・自分の頭部にも敵のパンチが届き易く成る。
・腹部を蹴り上げられる危険が生じる。
・フットワークの軽快さが減少する。
・蹴る前に上体を起こす必要が生じ、蹴りの起動が鈍る。
・大仰角のパンチを打てなく成る。

また、上体の前傾が非常に大きいと、相撲の突き押しを受ける部位が肩ぐらいしか無く成り、突き押しを受け難く成る、という事を、大相撲の解説で聞いた。



何度か構えてみて平均を取ると、足の間隔は大体次の様だった。(スネについては
長さの尺度@デザイン方法論を見よ)
 
後でまた採寸して、数値を修正するかもしれません。
冒頭の写真では、遠近法的な補正を全く行わず、単純に画像のピクセル数で測ると、横=1.0スネ、縦=1.6スネ、ぐらいの様です。

後足を足裏全面接地としたのは相撲特性への配慮です。
テレビで大相撲を見て確認しましたが、押し合ってる間は後足の足裏は全面接地でした。

前足の爪先の向きは、バッターボックスの縦辺の方向に自然に歩行している時の向きとします。
これだと、前足の外縁(小指側)のラインを外周長方形の縦辺に揃えた場合よりも、前足の爪先は外に向きます。
また、
[前足の外縁(小指側)のラインがバッターボックスの縦辺と為す角] > [前足の内縁(親指側)のラインがバッターボックスの縦辺と為す角]
です。
前足の外縁(小指側)のラインをバッターボックスの縦辺に揃えると、やせ我慢に成る、と感じました。

腕のポジションについて、以下の写真の様にしよう、と考える様に成った。
 2015年05月13日撮影。(半身度を最小化する前)
前足側の腕を縦拳のまま前に伸ばし、捻らないとこれ以上伸ばせない所で止める。
前足側の腕の肘は少しだけ曲がっている。
脱いだ靴下を手に持って敵の鼻に押し当て続けようとする感じ。(敵の前足側の腕の脇の下を押す、という変則パターンも考えられる)
この姿勢を基本として、ジャブは、引いて伸ばす、引いて伸ばす、という風に打つ事を考えている。
ジャブは、伸ばして引く、伸ばして引く、という風に打つのが普通なので、これは新案だろう。
ボクシング的には、プッシングで反則、という扱いになるかも。
静リーチ的には、フレキシングを伴ったストレート打ちを防ぐには足りないが、動的には防げるかもしれない。
(2015年09月22日ボクシング山中慎介vsアンセルモ・モレノ3R残1:23の攻防から、縦拳ジャブで逆ストレートを封じる事が出来る可能性が覗える。)
この静リーチの微妙な短さには、踏み込まずに自分の逆ストレート(右ストレート)が敵に届く、という利点も有る。
つまり、前足側の腕はガード、バンパーの機能だけでなく、ガイド、ゲージ、触角、信管の機能も担う。
前田利明監修「一本をとる!空手道上達BOOK」成美堂出版69ページ左下に、似た考え方が先出している。
さらに、空手の受け技(ボクシングの分類ではパーリング)を、伸ばした腕を引き寄せる感じで曲げながら行うと、敵の攻撃腕との衝突速度が小さく痛くないだろうし、また、敵の攻撃腕との接触位置までの移動距離が短いので、時間的に間に合わせ易い、という事が言えると思う。
揚げ受けは、腕を内側にひねって肘を少し外に出すだけで、外受けや内受けは、手首の位置を不動にしたり肘の位置を不動にして腕を外側にひねって肘を少し下げたり手首を少し上げたりするだけで、下段払いは、自分のへそに向かって肘打ちをするつもりで少し動かすだけで、敵の攻撃腕を弾くだろう。
私は長い間、空手の受け技の正しい理解に至る事が出来なかったが、これで大体分かった感じがする。

腕のこのポジションの実用性を検討するに当たり、以下の棋譜が参考に成る。
2015年09月27日ボクシング井岡一翔vsロベルト・ドミンゴ・ソーサ 10R2:17, 10R2:23, 12R1:46 ボクシングの試合でなかったら違った風に成ったかもしれない。
2015年11月08日ボクシング村田諒太vsガナー・ジャクソン R1残1:05, R4残0:29, R5残0:28, R7残0:06



腕のポジションについては、上記をメインとするが、これ以外に、前足側の腕の小指側の肘から手首までのラインを敵の首に押し当てるポジションを、サブ・ポジションとして、考えている。
これは、敵の頭部がメイン・ポジションの縦拳をすり抜けて接近して来た時の為の物です。
敵の頭部が裏拳側に抜けた場合には、とっさにこのポジションで受ける事が出来ます。
敵の頭部が掌底側に抜けた場合には、いったん反対の腕で同じ事をやった上で、前足側の腕のサブ・ポジションに引き継げば良いのではないか。
反対の腕で受ける時は、バンパーの様に受けるのではなく、届けばいきなり肘打ちを打ち込むのでも良い。
 
志村けんのアイーンに似ている。
このサブ・ポジションの実用性は、以下の棋譜によって裏付けられている、と考えられよう。
2015年09月22日ボクシング山中慎介vsアンセルモ・モレノ 3R残2:00, 3R残0:11, 5R残0:55, 5R残0:46, 6R残0:59, 6R残0:53, 7R残2:12, 7R残2:06, 7R残1:56, 7R残1:44, 7R残1:35, 7R残1:28, 7R残1:13, 8R残1:01, 8R残0:21, 9R残1:49, 9R残1:41, 10R残2:36, 11R残2:44 ボクシングの試合でなかったら違った風に成ったかもしれない。
2015年11月08日ボクシング村田諒太vsガナー・ジャクソン R1残2:46, R1残2:07, R2残2:48-2:45, R2残1:40, R2残1:22, R2残0:18, R2残0:13-0:11, etc.
このサブ・ポジションには、アッパー打ちの通り道に障害物が無い、という欠点がある事が、以下の棋譜を見れば分かる。
2015年11月08日ボクシング村田諒太vsガナー・ジャクソン R1残2:45, R1残1:17, R2残2:15, R2残1:21, etc.
この欠点は、接触したまま敵のアッパー打ちに合わせて接触部位でグイッと押して敵のアッパーをブレさせる、という対処法によってカバーできるのではないか、と想像する。


後足の爪先の向きを、前足のカカトの中心から後足の土踏まずとカカトの境界まで引いた直線が後足の内側(親指側)のラインに垂直に成る、様な向きにするのが正しいだろう、と途中まで思っていましたが、これだと、体軸が鉛直に成らない事に気付きました。
  
また、後足側に(横に)倒れる事に抗する相撲特性が弱い事にも気付きました。
このページの冒頭の写真に比べて後足の膝が外に開いている点に気付く事をキッカケに考えてみると、前足側の腕を前に伸ばす際に、無意識の内に、つい自分で半身度を増加させている事に気付きました。
これを、良くない、と感じました。

その点を修正して、出来るだけ半身度を下げ敵に正対する姿勢に直すと、以下の様に成りました。

カブトムシ、コンナニ、ツクリ、コンヂャッテ、アトデ、ナオセル、ノカ?
←2015年07月21日撮影。
赤紐は風で鉛直でなくなっているので、撮影後に鉛直線を青線で補っておきました。
 
  この図は非常に正確です。
2015年07月21日撮影。
青線は撮影後に補った。
右拳を顔の横ではなく顔の前に置く。
前脚の膝が足首よりも前に出ているので、前脚のスネは鉛直に成っていないが、鉛直の方が正しいかは未解明。
膝が前に出ている、と言っても、主観的には真上に置いてるつもりなのに客観的には前に出ている、といった程度に過ぎません。
主観的に前に出しているのではありません。
ウェブで空手の前屈立ちの画像を検索すると、前脚の膝が足首より前に出ているのが普通の様だった。
スネ骨が鉛直らしい写真も有ったが、希だったし、構えて静止した状態ではなく、退いた直後の物かもしれないので、そうでなくてはいけない、という情報は読み取れなかった。
また、空手に限定されない一般的な直立姿勢を横から見た図を調べても、やはり膝は足首よりも前に出ていました。
ので、左の写真の姿勢で良いらしい。
出来るだけ正対しようとするのだけれど、足を左右にだけでなく前後にも開いているので、少しは半身に成らざるを得ず、また後足の爪先を真ん前に向けたままカカト接地すると足首に無理な力が掛かるので、後足の爪先を少しは外に向ける必要がある。
やせ我慢に成らない範囲内で、半身度も必要最小限に、後足の爪先を外に開く角度も必要最小限に、といった感じです。
これだと、だいたい、前足の後端と後足の爪先を結ぶ直線が後足の内側(親指側)のラインに垂直に成ります。
半身度を上げた場合に比べて逆ストレート打ちのストロークが短く成り、爽快感は減るが、正解はそういう所にあるものなのかもしれない。
冒頭の写真に比べて脚が内に絞れてませんが、どちらが正しいか、迷っています。
冒頭の写真では地面を蹴るとそのままサイドステップに成る様に、ステップ用のバネの溜めを強く意識しました。
しかし、それだと前足による蹴りが出し難く成るし、ヤセ我慢では無いかという問題や、ローキック耐性が下がるという問題が、出てしまいます。

後足の爪先を外に向け過ぎると、K-1 GP 2007 ファイナル(2007年12月08日)の決勝戦(セーム・シュルト対ピーター・アーツ)の第1ラウンド残り1分20秒でのピーター・アーツの右膝破綻、の原因に成ったであろう無理が後脚の膝に掛かる危険が増大する。
これは、膝を横(可動面に垂直な方向)に折る力であり、脳からの信号によって正しくコントロールされている限りは、生じない様に出来るが、パンチを受けて脳が揺れた瞬間等には、コントロールが失われて生じてしまうだろう。

結局、以下の問題を今後も時々思い出して考えたい。
(1) 前足側の腕は伸ばすのか屈するのか。
(2) 後足の爪先の向き(半身度、後足側の腕の右拳の位置)。
(3) 両足の内への絞り(前足の爪先の向き)。
(4) 前脚のスネは鉛直にすべきか否か。

左足を前に置き右足を後ろに置いたAFS基本構えから、前底足を接地したままカカトを浮かせて、両足の向きを下図の様に変更すると、右足は約0.2スネ引っ込み左足は約0.2スネはみ出す事が、実際にやってみて分かりました。
0.2スネは、靴のサイズの約40%です。
終状態は、右足を前に置き左足を後ろに置いたAFS基本構えの足の配置に他なりません。
ダマシ舟に似ている。
この事は、バッターボックスの縦辺と横辺の長さの差が約0.2スネである事を、それでいいんだ、と感じさせる。
この事情は、半身度を最小化する前後で、ほとんど変わりませんでした。
 
その場で90度の方向転換をしてもAFS基本構えに成る事は、方向転換における各足の回転の中心を結ぶ直線がバッターボックスの縦線と為す角がθのまま変化しない、横線と為す角もφのまま変化しない、という事です。
この事と、θとφが対頂角で等しい事を、考え合わせると、θ=φ=45°だと分かります。

BFS基本構えとAFS基本構えの関係は、半身度を最小化する前は、下図の如くでした。
 
両足の前底を接地したままカカトを浮かせて爪先の向きを変える事によって、互いに他に移行します。
BFS基本構えで前足と後足の爪先の前後幅を1.3スネにした場合、対応するAFS基本構えのバッターボックスのサイズは1.1スネ×1.3スネに成ります。
1.1スネ×1.3スネで構えてみると、サイドステップも出来るし、絶対ダメというわけではないが、腰から下に剛性が生じず、押されるとグニャッと崩れる危険性が有る、と思った。
相撲攻防が無ければ、1.1スネ×1.3スネの方が楽。
1.2スネ×1.4スネでは、腰から下に剛性が生じる。

便宜上、重心の真下はバッターボックスの中心だ、とします。
技のリーチを略式に考える時には、水平距離でここに届くか否かを判断する事にします。
 
 1.2スネ ≒ 0.98ウデ

 1.4スネ ≒ 1.15ウデ

 0.7スネ ≒ 0.57ウデ

 0.92スネ ≒ 0.75ウデ

 0.47スネ ≒ 靴のサイズの95%
図中の0.47スネは、半身度を最小化した場合の寸法です。
半身度を最小化する前は、0.47スネの部分が0.37スネでした。


その後、ここまでの知見および
AFS用ステップ体系への適合の観点を総合して、以下の2条件をAFS基本構えの定義に上書きする事にした。
(1) 前足の捻転中心と後足の捻転中心を結ぶ直線が、敵の重心直下と自分の重心直下を結ぶ直線と、45度の角を成す。
(2) 前足の捻転中心と後足の捻転中心の間隔が1.42スネ(
BFS基本構えにおけるのと同じ)


11日@2015年02月@日記

14日@2015年02月@日記

17日@2015年02月@日記

最終更新2015年11月23日