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2015年07月07日(火曜日)
ローキック対策

ローキック対策を考えてみた。
蹴る人も蹴られる人も、右利きで、左足を前に置き、右足を後ろに置いて構えている、とする。
蹴る人は後脚で、蹴られる人の前脚を、外側から蹴る、という場合を考える。
蹴られる人の反応としては、次の様な動作が考えられる。

(1) 前脚を上げて膝で蹴りを受ける、膝ブロック。
(2) 前脚を上げてスネで蹴りを受ける。
(3) 前足を高く上げて空振りさせ、蹴り脚を上から踏み付ける。
(4) 前足の足裏(土踏まずやカカト)で敵の蹴り脚の膝より下の部分(スネや足首や背足)にストッピングを掛ける。
(5) 前足の足裏(土踏まずやカカト)で敵の蹴り脚の膝より上の部分(太腿)にストッピングを掛ける。
(6) 前足の前底で敵の軸脚の膝に前蹴りを当てる。
(7) 前足の前底で敵の軸脚の太腿に前蹴りを当てる。
(8) 前足の爪先で敵の金的を蹴る。
(9) 前足の前底で敵の腰骨の右端に前蹴りを当てる。
(10) 前足の前底で敵の右脇腹に前蹴りを当てる。
(11) 顔面パンチを合わせる
(12) ステップインして蹴りを潰す。
(13) 左脚を軸に右足を前に出すピボットを実行し、右手で顔面パンチ。
(14) 構わず後脚で回し蹴りを蹴る。
(15) 左右の脚を素早く同時に差し替えて逆構えに成る。
(16) バックステップで交わす。

(1)は、敵のローキックが膝より下を狙う物であった場合には出来ないし、線に点を当てる技なので、線に線を当てる技よりも成功率が低いだろう。
動作が小さいので、その点は、しつこいローキックへの対処としては適している。
コンタクト予定時刻が遅いので、反応の素早さや事前読みは、あまり必要ない。

(2)は、線を線で受ける技なので確実だし、動作が小さいのでローキックがしつこくても逐一実行できるが、防御一辺倒であり、出来るだけ痛くない所を蹴らせたに過ぎないので、僅かでも敵の方が得をする。
コンタクト予定時刻が遅いので、反応の素早さや事前読みは、あまり必要ない。
実際の試合で見る事は多い。

(3)は、やってみないと出来るかどうか分からない。
空振りならクルリと一回転する、というタイプのローキック者には適用できない。
出来れば効果は大きいだろう。
反応の素早さや事前読みの必要性は、前脚を完全に逃がす時間が必要な分だけ、膝やスネで受ける場合よりも大きい。

(4)は、線か点かという観点から言うと、膝で受けるよりは易しく、スネで受けるよりは難しい。
反応の素早さや事前読みの必要性は、コンタクト時刻が膝やスネで受ける場合よりも早い分だけ、大きい。
しかし、膝より下の部分は膝より遅れて振り出されるので、時間的に間に合わせる事が出来そうな気がする。
力学的には、ローキック者のテコの支点から遠くを受けるので、小さい力で受ける事が出来、楽である。
これだけでは攻撃には成っていないが、ローキック者はバランスを崩し、自分は受けた前足をそのまま踏み込む事が出来るので、攻撃に繋げやすい。
動作が小さく、しつこいローキックへの対処として使える。

(5)は、ローキック側のコンタクト部位の運動速度が遅いので位置的な狙いは外れ難いが、時間的なチャンスが僅かしか無いので、反応の素早さや事前読みの必要性が大き過ぎ、実際には無理ではないか。
力学的にも、ローキックのテコの支点に近い所を受けるので、大きな反作用を受け、自分もバランスを崩す危険が有る。

(6)は、敵の軸脚の膝が横を向いている瞬間なので、力学的な効果が大きいだろう。
静リーチ的に届くか否か、が問題だ。
点を点に当てる技だが、標的がほぼ静止しているので、届けば難度は低いだろう。
コンタクト予定時刻が遅いので、反応の素早さや事前読みは、あまり必要ない。
敵のローキックが自分の前足に当たる事は完全には防げないが、敵の予定していた位置と時刻には当たらないから、当たってもダメージは少ないだろう。

(7)は、ほぼ(6)と同様だ。
力学的効果は(6)より小さいが、(6)よりも届き易い。
動作が小さく、しつこいローキックへの対処として使える。

(8)は、(7)とほぼ同様だ。
力のこもった十全の蹴りでなくても当てるだけで敵は大きなダメージを受ける可能性が大きい。
しかし、ルール上試合では使えない。

(9)は、(5)とほぼ同様だが、足前底を当てる分だけ(9)の方がリーチが長い。
また、時間的な余裕も、(5)よりは(9)の方が大きいだろう。
ローキック者は上体を後傾させる場合が多いので、その直前を狙う必要があり、反応の素早さや事前読みの必要性は、小さくない。
動作が小さく、しつこいローキックへの対処として使える。

(10)は、ローキック者が上体を後傾させたら不可能であるが、ローキック者が上体を後傾させなかった場合には、前足をローキックから完全に逃がす事が出来るし、位置的にも時間的にも当てるのが易しいだろう。

(11)も、ローキック者が上体を後傾させたら不可能である。
実際の試合で成功例を見た事が何回も有る。
パンチの方が先に当たるのでローキックは威力を失う、のではなかったか。

(12)は、バックステップの終点等のステップイン出来ない瞬間を狙われたら不可能だが、ステップインして蹴りを潰す、という対処法は、敵の技が何蹴りであるか判断する必要がほとんど無いので、その分素早く反応でき、成功率が高まる。
しかし重心移動を伴うので、動作が緩慢であり、それを反応の素早さや事前読みでカバーする必要がある。
チャンスを作れるはずですが、それは一瞬なので、直ぐに反撃しないと、蹴られなかっただけ、に終わってしまいます。

(13)は、やってみないと出来るかどうか分からない。
ローキックの被打部位を前脚の側面から前脚の前面に変更し、ダメージを少なくする働きがある。
ピボットの角度が小さければ、反応の素早さや事前読みの限界から不可能と決まったわけでもないだろう。
敵の蹴りがローキックではなくミドルキックやハイキックだった場合には、逆に危険なのではないか。

(14)は、ダメージを受けない様にするのではなく、ローキックが単発では倒せない技である事に着目してそれを無視する、という対処法です。
中段回し蹴りで足前底を敵の腹に叩き込んだり、スネを敵のローキック脚の太腿に当てたり、敵の軸脚にローキックを返す事が、考えられます。

(15)は、その場で軽く跳躍して素早く左右の足の前後関係を入れ替える方法です。
ローキックを空振りさせます。
バックステップは間に合わないけれど、これなら間に合うのではないか。
チャンスを作れるはずですが、それは一瞬なので、直ぐに反撃しないと、蹴られなかっただけ、に終わってしまいます。

(16)は、たぶん無理です。
バックステップするには前足で地面を蹴る必要があり、その間は前脚を逃せないからです。
これが
ローキックの強味なのでしょう。

膝ブロックやストッピングの概念や軸足への蹴りは芦原空手の本で知った。

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今日はNHKクローズアップ現代で、東京の老舗の音楽録音スタジオが需要低迷で閉鎖された、という情報を得たが、騒音による業務妨害もあったのではないか、と強く疑う。
先日、四谷のホテルニューオータニに宿泊した際に、驚いた事に、自宅で聞かれる極低音が客室内でも聞こえた。
需要の低迷にしても、怪しい。
酒と自動車に加えて、音楽産業も狙われているようだ。