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2015年04月26日(日曜日)
左ストレートの力学

このページの内容は、右利きの人が左足を前に置き右足を後ろに置いた立ち方から繰り出す左腕によるストレートパンチ、についてです。

今月に入ってから、左ストレートの打ち方を具体的に決めるべく、自分の体を動かして色々と試してみた。
頭で考えると、左ストレートは次の2種類だろう、という結論に至った。

(1) 前足(左足)を後足だと錯覚しながら後足側の腕によるストレートのつもりで回転性のフレキシングを使って打つ。
(2) 後屈立ちから前屈立ちへと移行しながら並進性のフレキシングを使って打つ。

しかし、何も考えず気楽に行なった場合の左ストレートの動作は、これらのどちらでもない。
それで、ボクシングの指導書を見て確認すると、やっぱり、(1)でも(2)でもなく何気なく行なった場合の動作が標準だ、という事が分かったので、(1)も(2)も残しておいても良いが、そういう標準の左ストレートをメインにしなくてはいけない、と思う様に成った。

そして、標準の左ストレートの動作原理はどういう物なのか、自分の体を使って色々と探ってみると、大体分かった。
それは、次の様なものだ。

下図で、Pを左肩、Qを左足、Rを右足とし、
x = 右足が地面から受ける力(右足が地面を蹴る力の反作用)
y = 左足が地面から受ける力(左足が地面を押す力の反作用)
z = 左肩が左腕を押す力
u = 右足が地面を蹴る力
v = 左足が地面を押す力
w = 左肩が左腕から押し返される力(左肩が左腕を押す力の反作用)
とすると、
左ストレートはQを支点、Rを力点、Pを作用点とするバールのようなテコと見なせる
 
力の水平方向の成分のみを採り上げ、鉛直方向の成分は捨象しています。
また、実際には体を半身に開いてPはQよりも前に出ている、等の特徴は歪めて、単純化・模式化しています。

事後的な感想としては、これは頭で考えても分かりそうにない、動作実感を自分の身体で体感する事によってのみ分かる、と思った。
頭で考えると、後足の担当する力は非常に小さくてもよい、という事に思い至らない。
そのために、標準の左ストレートは何らかのもっと完全な左ストレートを崩して雑に行なった物だろう、完全な左ストレートの理想的なフォームを割り出す必要がある、という誤った方針に固執する事に成った様だ。
前足に体重がシッカリ乗ってないと、前足の担当する力は大きいので、滑ってしまう。
これで、前足に体重を掛けて後足は地面に軽く触れている程度という普通の左ストレート事情が、それでいいんだ、それ以上には成らないんだ、という事が科学的に再確認された事に成る。
また頭だけで考えた時には、PQ間の僅かな距離をゼロとしてしまっていた。

Yahoo!知恵袋 > スポーツ、アウトドア、車 > スポーツ > ボクシング > ボクシングの足運びについて自分は左ストレートを打つときに前足に体重...に、後足で体を前に押し出す様にして前足に体重を掛けると後足が思う様に行かなく成り左ストレートに強さが出せない、という経験談が掲載されています。
私の感想としては、おそらく力uの向きを誤っているから上手く行かなかったのだろう、と思う。
後足は地面を外に軽く押すのであって後方に強く蹴るのではない、という点がポイントなのではないか。