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2015年04月06日(月曜日)
攻撃開始前の左手

ボクシングでは、両手を顔に引き付けてガードを作った姿勢が基本に成っており、その姿勢からパンチを打って、またその姿勢に戻る、というのが行動パターンだ。

これに対してBFS空手では、BFSで飛び込むチャンスをうかがっている瞬間には、左手を前に大きく伸ばしている。

どちらが正しいのだろうか?

気態では空手のやり方が正しいが液態ではボクシングのやり方が正しい、というのが答えとして正しそうだ。
しかし、ボクシングの試合では、気態でも左手を前方に大きく伸ばしたままにはしない。
そうした方が合理的なのだがルール上プッシングが禁止されているので、してもメリットが無い、という事なのだろうか?
ボクシングの試合で選手が、とっさに左手を前方に伸ばしたまま引っ込めず敵の攻撃を食い止めるシーンが見られる事が有るが、これは、プッシングを禁止するルールを取り除くと空手のやり方の方が合理的だ、という事を意味するのかもしれない。
プッシングは液態での技なので、気態か液態か、という事ではないのかもしれない。

BFS空手の試合では、BFSの補助動作として、敵の左手を自分の攻撃拳の反対の手で抑える、という動作が、ほぼ必須の要素として登場する。
これは個人での単独練習で頭で考えていただけでは思い至り難い事であり、私も、長らく考え落とし続け、取り入れそびれ続けている。

左手を抑えられなければ、左手で棒を作るだけでカウンターが成立する。
敵が左手を抑えに掛かった瞬間に左手を引っ込めながら右手で攻撃すれば、こちらの勝ちと成りそう。
敵の左手を掴んで引きながら、それを引き手としてAFSすれば効きそう。
ボクシングの構えは、左手を取られるのを防ぐためのものではないか。

次の諸点について空手の左手とボクシングの左手を比較してみる。
(1) 左腕を取られる危険の有無。
(2) 左手で敵の接近を食い止める事が出来るか否か。
(3) 左拳でのAFSが可能か否か。
(4) 左拳でのBFSが可能か否か。

(1) (2) (3) (4)
ボクシングの左手 可能 可能
空手の左手 出来る 可能

(1)については、掴まれなくても、触れられてバランスを崩される危険が有る。
空手では、突き腕を素早く引っ込めるのが、突き腕を掴まれない様にするための工夫だ、とされるが、その見解は(1)と矛盾するのではないか。

空手の左手では(3)は、ほとんど否だが、寸勁だけは可能だ。