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2014年11月21日(金曜日)
相対正義論への糸口

2014年11月15日の記事で取り上げた例題が、相対正義論の原理を明らかにする役に立ちそうだ。

AのBを殴る準備動作に対して、BがAを殴り返した場合の話だった。

α0の値:
(1) Aには、Bを殴るつもり、が有った。=危険が有った。
(2) Aには、Bを殴るつもり、が無かった。=危険が無かった。

β1の値:
(1) Bはα0=1だと思っていた。=Bは不安だった。
(2) Bはα0=2だと思っていた。=Bは安心していた。

α1の値:
(1) Aはβ1=1だと思っていた。=Aに悪気が有った。
(2) Aはβ1=2だと思っていた。=Aに悪気は無かった。

β2の値:
(1) Bはα1=1だと思っていた。=BはAに不信感を持っていた。
(2) Bはα1=2だと思っていた。=BはAを信頼していた。

α2の値:
(1) Aはβ2=1だと思っていた。
(2) Aはβ2=2だと思っていた。

 ・ ・ ・

βn+1の値:
(1) Bはαn=1だと思っていた。
(2) Bはαn=2だと思っていた。

αn+1の値:
(1) Aはβn+1=1だと思っていた。
(2) Aはβn+1=2だと思っていた。

 ・ ・ ・

2014年11月15日の記事では、α011までしか判定に反映させなかった。
しかし例えば、α0=2 and β1=2 and α1=2 ならば、大筋ではAは悪くなくてBが悪いわけだが、β2=1であるかβ2=2であるかによってBの悪さに差が出る。
β2=1ならば、仮にα1=1だったとしても、不安がらせる攻撃に対して殴り返す反撃は、一対だけ見れば、過剰な分だけ報復としての正当性が不十分ではあるけれど、Bの行為には一応の理由が付く。
これに対して、β2=2ならば、Bは理由なくAを殴った事に成る。

やってみて、あまり肝心な糸口ではないかもしれない、と思ったが、後で根幹とどこかで繋がって来るだろう。
このページの考察でも、
相対正義論の無限遡及する感じは、伝える事が出来たと思う。

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2014年11月15日の記事への補足。
表の外の条件が如何に重要であるかは、例えば、それがボクシングの試合中の出来事だったならば、という事を考えれば、容易に理解されるだろう。