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2014年06月30日(月曜日)
悪の政治学

今日は
2014年05月27日の記事の続きを書きます。

N人の孤立集団において、序列P1 > P2 > ・・・ > PNを実現する手段として、部分集団{P1, ・・・, Pk}内の人が相互に、序列P1 > ・・・ > Pkに従えばPk+1, ・・・, PNの全ての人を自分より下位者として従わせる権利を与える、という提案を行い、それを受け入れ合った為に、序列P1 > ・・・ > Pkに従う代わりにPk+1, ・・・, PNの全ての人を自分より下位者として従わせる権利を与え合う、という契約が成立したとする。
そして、これがk = 1, 2, ・・・, Nの全てに渡って成立したとする。

この契約系には、正当性の問題と力学的安定性の問題の2つがある。

正当性の問題としては、この契約系は、誰が上位者に成り誰が下位者に成るかの決定に、各個人の性質や能力が全く反映されておらず、また、2014年05月27日の記事に書いた不正で貫かれているので、甚だしく不当だと言える。
何もない所から権力が作り出される、という点で、ねずみ講に似ている。

力学的安定性の問題としては、この契約系は安定に成ってしまうだろう、という事が言える。
つまり、一旦この状態に陥ってしまうと、不正だからと言ってクーデターを起こして体制を覆そうとしても、力学的に難しい、という事が言える。
この事情は、N = 3の場合を考えると、直ぐに分かる。
P1がP2に対して、お前が私に所有されればP3をお前にやる、という提案をして受け入れられた場合だから、P3がそれに怒ってP2のその権利を破棄しようとすると、P2だけではなくP1+P2を敵に回して戦う必要が生じてしまい、分が悪い。

その代わりに、P3はP2に、P1がP2にしたのと同じ提案、をして対抗する事が出来る。
P3がP2に対して、お前が私に所有されればP1をお前にやる、という提案をする、という方法である。

経済においても、取引を自由市場方式でやらない、という事には、経済活動で偽装しているけれども実態は上記の悪事だ、と言われるべき問題がある。