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2014年06月22日(日曜日)
危険という損害

被害者が有実の加害者を法的に告訴した場合、裁判で無罪判決が出る可能性が生じてしまう。
もし無罪判決が出たなら被害者は、被害分を取り戻す事が出来なく成る。
したがって現行の制度では、有罪判決が出て賠償を受けた場合においても、無罪判決が出てしまい賠償を断念させられる危険、という被害を、被害者は負担させられた事に成る。

この点を改良して正しくは、有罪判決が出た場合には、被害者には、(告訴された被害分の賠償)+(訴訟に要した負担)だけでなく、それに加えて無罪判決が出てしまう可能性に伴う危険負担分の賠償も、支払われねばならない。
この考え方は、
2014年05月18日の記事で説明した誤謬者負担の原則という大局原理に含まれる罰金の上乗せを別ルートから再成する局所原理であるかもしれない。

加害者が自分の意志決定だけで何か行動を起こせば被害者の意志の如何によらず被害者から一方的に何かを取りっ放しにする事が出来る、という事態を法律が積極的に支持している、という事ではいけない。
被害者には訴訟に伴う危険の分も賠償を受ける権利があって然るべきだ、という本件の主張の正当性は、この方向からも理由付られる。

民法と刑法を混同した書き方に成ってるかもしれないが、言いたい事は伝わったと思う。