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2014年04月23日(水曜日)
2色銭方式について(宇田経済学の話の続き)

2014年03月01日の記事で提起した2色銭方式の詳細を、思い付く限り、書き出してみる。

・赤銭は、負値も取り得て、総量がゼロである。
・青銭は、正値のみ取り、総量も正値である。
・赤銭は、必需益の売買のみに用いられる。
・青銭は、必需益以外の売買のみに用いられる。
・赤銭で青銭を買ったり青銭で赤銭を買ったりする両替は許される。

ここまでは、2014年03月01日の記事に、書いた。
これらの他に、以下の条件も必要だろう。

・赤銭を使っての必需益の売買では、売る事も買う事も、ある程度は義務であると同時に権利であり、完全に自由ではない。
・青銭は遺産相続できるが、赤銭は遺産相続できない。

さて、以上の前提の下で考えると、1色銭方式との間にどういう違いが生じるだろうか?

2色銭方式では、収入が青銭のみで、それを赤銭に両替して必需益を購入する、というライフスタイルは、誰も青銭を赤銭で購入してくれないかもしれない、というリスクを伴う分だけ、1色銭方式よりも不安定に成る。
しかし、まあ、1色銭方式では、そもそも収入の不安定という問題が、同じ問題に対応して存在しているのだから、どちらの方が不安定なのか、という問いの立て方をする必要が有る。
青銭収入の職業に該当する職業は、1色銭方式で収入を得る事に比べて、2色銭方式で青銭収入を得る事の方が、取引が成立し易そうだ。
1色銭自由市場経済に比べて、2色銭方式では、赤銭経済の義務・権利的性格の分だけ、赤銭で青銭を買っても、後で厳しい競争に晒される事なく赤銭を稼ぐ
当てがあるので、赤銭で青銭を買う事に不景気の原因に成る様な不必要な躊躇いが生じない。

青銭と赤銭が、互いに他に対して結託しての不買を掛けたら、赤銭が勝ち、青銭の相場は暴落する。
1色銭方式では、これと同じ事が、尻尾をつかまれない形で実行されているのではないか?
ひょっとすると、問題は1色銭方式にも2色銭方式にも同様に存在するが1色銭方式では取り締まりが困難なのに対して2色銭方式では取り締まりが可能に成る、という事かもしれない。

2色銭方式では、1色銭方式におけるよりも、青銭収入の職業が、不買を手段とする侵略から守られ易く成る、という事があるのではないか、という見当が付きました。
これは、社会主義という犯罪に対する防犯機能だと考えられます。

逆の、労働者が資本家から搾取される、という問題、に対する防犯機能は、赤銭は遺産相続できない、というルールによって達成されている可能性が有ります。