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2013年07月27日(土曜日)
「生理的に無理」って、そんなに悪いか?
先日、新聞の論評記事に、「生理的に無理」という表現は相手を否定し過ぎるのでけしからん、という事が書かれていて、前から思っていた事を思い出した。
私は、以下の様に考えるので、「生理的に無理」という表現は問題無い、と考える。

(1)「生理的に無理」は、肉体関係以外なら構わない、という意味である。
  本当は、肉体関係は嫌だ、という意味だが、分かり易く言うと、そういう事に成る。
(2)同性の友人に対して肉体関係は無理(オエッ!)だと感じる事は、その友人を否定し過ぎはしない。
(3)自分の顔を写真に撮って自分でその写真にキスをする事に対して生理的な嫌悪感(オエッ!)を感じるのは普通の事であるが、その事がまさか自己否定を意味するはずがない。
(4)本来、他人と(自分とでもだが)肉体関係はオエッだ、という感じ方が基本であって、そうではない相手が例外的に存在する、のではなかろうか。

私は、人が実際に心の中で思っている本音は、それを誤解無く直視するならば、そんなに悪い物ではない、と見込んでいる。
何故なら、それは自分にもある物だからだ。

この問題には、異性に肉体関係を不当に強要する次の様な手口が通用するか否かが、掛かっている。

(1)強要者が、断るなら理由を言え、と要求する。
(2)被強要者が、本当の理由は、生理的に無理だから、だが、生理的に無理、とは言えないので、虚偽の理由を答える。
(3)虚偽は立証が見込める。
(4)本当の理由以外は全て虚偽だから、全て反証されるかもしれない。
(5)全て反証されれば、断る理由は無い、という事にされる。
(6)被強要者が、理由が無いんだったら断るな、と要求される。

誰が悪いのか?全て強要者が悪いのだ。
そのくせに、強要者が被強要者を道義的に責め立てて追い込んでいる。
これも、ぬすっ人猛々しい態度の一例である。
だから、私は、なおさら、生理的に無理という表現を禁止する事には反対だ。
それを禁止しようとする行為には悪意すら感じる。
私には、「整理的に無理」という表現を見た瞬間に、ここまで見えている。

まず第一に、義務ではない事を断るのに理由を述べる義務は無い。
この故に(1)と(6)は不当である。
次に、自発的に言ってはいけない事でも、質問に正直に答える場合には言ってもよい。
それによって返答者が質問者に与えた損害は、全て質問者の責任である。
(これと同様の事を私は、2012年12月30日の記事の最後の2つの段落でも述べた。)
断る理由が無いのではなく断る理由を言えないだけだから、(5)は不当である。
強要者は、その事を知った上で、断る理由は無い、という事にするのだから、なお(5)は不当である。
これが、私の考えである。