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2012年02月26日(日曜日)
価値の貯蓄形態としての義務の内容
昨日の記事では、義務や責任という言葉を使ったが、2012年02月01日の記事に書かれている様に、Aの行為にも、Bの行為にも、「貸す」「受け戻す」の意味があるだけで、「借りる」「返済する」という意味は無い。

つまり、債権という権利のみ登場し、義務や責任である債務は登場しない。
だから、経済循環機関の価値保存機能を説明するために使う義務とか責任という言葉の意味を、ここで特別に考えてみる必要がある。

Aへの価値の流入が流出を超過し続けると、いつか必ずAの所有通貨の残高がゼロに成る。
この時ですら、Aは何らの債務も負っていない。
物理的には、さらにAへの価値の流入が流出を超過し続ける事も可能だが、Aの義務感と責任感によって、その様な超過は、遅くともAの所有通貨の残高がゼロに成った瞬間までには止まる。
同じ事が、Bについても言える。
したがって、通貨の総量は、金銭以外の実体価値の借入限度量みたいなものを表しているのではないか。

そこで、
(現在からAが死ぬまでの間にRA0で消費されるエネルギーの累計に対応する価値消失量)-(現在からAが死ぬまでの間にAに流入する価値の累計がAから流出する価値の累計を超過できる限度)-(現在CAに蓄えられているエネルギーに対応する価値)
を自分で生産する義務、をAは負う、という風に考えてみる。
Bについても同様に考え、これらの義務が、経済循環機関の価値保存機能を説明するために私が昨日用いた義務という言葉の意味だろう。

これは、債務ではないが義務だ。

現在からAが死ぬまでの間にAに流入する価値の累計がAから流出する価値の累計を超過できる限度、すなわち、[(現在からAが死ぬまでの間にAに流入する価値の累計)-(現在からAが死ぬまでの間にAから流出する価値の累計)]の最大値は、Aの所有通貨の現在の残高で表されている価値量だ。

すると、通貨の総量は、Aの所有通貨の現在の残高とBの所有通貨の現在の残高の和だから、AとBに貯蓄されている価値の合計は、
(現在Aが負っている義務の量)+(現在CAに蓄えられているエネルギーに対応する価値)+(現在Bが負っている義務の量)+(現在CBに蓄えられているエネルギーに対応する価値)
=(現在からAが死ぬまでの間にRA0で消費されるエネルギーの累計に対応する価値消失量)+(現在からBが死ぬまでの間にRB0で消費されるエネルギーの累計に対応する価値消失量)-(通貨の総量で表される価値)
従って、
(通貨の総量で表される価値)
=(現在からA,Bが死ぬまでの間にRA0,RB0で消費されるエネルギーの和の累計に対応する価値消失量)-(AとBに現在貯蓄されている価値の合計)

ただし、このページでは、金銭の貸借は許容されていない時代の事と考える。
また、AもBも通貨の発行者ではない、とする。