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2012年02月18日(土曜日)
売買売周期と買売買周期
価格決定のメカニズムを論じる際には、売り手と買い手を分けて考えたが、実際には売り手と買い手は同一人だ。
人は、実際には、売りと買いを交互にずっと繰り返す。
その中の、売ってから買うまでの部分に焦点を当てれば買い手だし、買ってから売るまでの部分に焦点を当てれば売り手だ。

売りと買いを交互にずっと繰り返す場合、売買売と買売買の2種類の周期が考えられる。
つまり、売る所から始めて次に売る直前までの周期と、買う所から始めて次に買う直前までの周期の、2つだ。

今日は、その各々を、やや具体的に考えてみる。
与益のために必要な受益って何だ、と思ったからだ。

労働者の場合、売買売周期は、まず労働を売って、次にその賃金で財やサービスを購入して消費し、それが尽きたらまた労働を売る。
チョッと実際と違うが、簡単のため、こうだとしておく。
売るために必要な受益は、賃金で購入した財やサービスの内の、労働力を維持したり回復させたりする部分だから、衣食住の消費は、これに含まれるだろう。
それに加えて、精神の健康の維持や精神の疲労の回復のために、適度の娯楽と嗜好品の消費、というものも、これに含まれるだろう。
それを超えた分については、与益のための受益ではない、と考えられる。
労働者は普通それを超えた消費もする、と思うんだけど、これって、労働者も利潤を生む、って事かなあ?

雇用者の場合、買売買周期は、まず労働や材料を買って製品を製造し、次にその製品を売って、製品の在庫が尽きたらまた労働や材料を買う。
これもチョッと実際と違うが、簡単のため、こうだとしておく。
売るために必要な受益は、購入した労働や材料だ。
この他に、製造するための場所(土地と建物)や製作機械なども、売るために必要な受益に含まれるだろう。

労働者については買売買周期は不自然であり、雇用者については売買売周期は不自然な気がする。