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2012年02月12日(日曜日)
開封理論
昨日は、後で記事を書き足そう、と思いつつ、寝てしまって書き足せなかった。

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2012年02月10日の記事の(10)は、推定自由の原則で言うところの、自由を制限する理由として正当性を持つ必要性なのか?
大脳新皮質は哨戒業務を司っている、と考えれば、その可能性がある。
つまり、必需は短期・通常に対応する必要性であり、哨戒は長期展望・非常事態に対応するものとして(ずっと確実に、のためには)必要だ、という可能性がある。
大脳新皮質は、未来や可能性について考え、現時点ではまだ必要に成っていないが、将来必要に成る可能性があり、必要に成ってから考え始めても手遅れだ、といった事を、楽しさ、喜び、心地良さのうちに割り出して来る、のではないか。
好きな事を好きな様に自由に行なう時に、そういう能力が最大限に発揮されるので、哨戒に適した人に生まれると得だ。
楽しさ、喜び、心地良さのうちに好きな事を好きな様に自由に行ない手柄も一番(軍事の場合はどうか知りません)だから、弁当箱の中に「良い事尽くめ」が入ってるケースだ。
必需品の生産は、当分はこの調子で行けば良い、という状況下で、この調子で行かせるための仕事であり、追われる仕事だ。
哨戒は、ずっとこのまま行くと大変な事に成る等、未知の危険を察知し軌道修正を提言する仕事であり、追う仕事だ。

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加害と被害を釣り合わせる経済が何故いけないのか、直ぐには分からないので、後で考える事にした。
公平性に反するからいけない、というのではないのかもしれない。
必要性は創益に対して課されるもので苦労に対して課されるものではない事から来るのかもしれない。

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開封理論

2012年02月11日の記事で提起された、確かにAは損をしていないかもしれないがCは非常に得をしているのにAはほとんど得をしていないという点が自由主義経済の不公平な所ではないか、という疑問に対して、その点は自由主義経済の不公平な所ではない、という考えを、2012年02月11日の記事では、宝くじに当たった人と鉄道の取引は公平であるがその取引によって宝くじに当たった人ばかりが得をする、という喩え話によって説明した。
ここでは、この道理を、もっと説得力の強い形に書き直してみる。

各自が他人の手を借りなければ開封できない弁当箱を持って来て、どの弁当箱も開封の労力は同じだが、中身の量と質が異なっている、とする。
ここで、あなたの弁当箱の開封を手伝うから私の弁当箱の開封を手伝ってくれ、と依頼する取引は公平だ。
しかし開封の結果、食事の満足度は、中身の良し悪しの分だけ差が出て、平等には成らない。
どこにも不公平はないのに、結果は不平等に成る。
昨日、宝くじと鉄道の喩えで説明した事を、もっと上手に説明すると、こう成る気がする。
3体問題におけるA,B,Cの才能を弁当箱の中身に喩えてみた。

服の内側に発揮されるべきものが封じ込められていて、背中のファスナーを自分では開ける事が出来ない、という設定で説明する事も出来る。
背中にファスナーの付いたドレスを着た複数の人魚が王子様の心を射止めようとしている、とする。
どの人魚も、自分のドレスのファスナーを自分で開ける事は、出来ない。
王子様はドレス姿の人魚には惹かれない、と仮定する。
人魚同士が、互いにファスナーを開け合う、という取引は公平な取引だ。
しかし、その結果、いずれかの人魚が王子様の心を射止め満足の極みに達し、他の人魚は王子様の心を射止める事が出来ず残念の極みに達する。
王子様の心を射止めた人魚だけが、互いにファスナーを開け合う、という取引から非常に大きな利益を得た事に成る。

つまり、3体自由主義経済においてCに生じた、経済に参加する事によって生じる大きな好都合、というものは、本質的には、経済に参加する前からCが潜在的に持っていたもので、経済に参加する前には、それは封じ込められていて顕在化しなかったが、経済に参加する事によってそれが開放され、Cはその好都合を享受した、という事なのではないか。

一般化して言うと、自由主義経済は、それに参加する各人の才能(潜在的能力)を開花させ(開封す)る相互開封補助取引であり、その結果、才能の大きい人と小さい人の間に、自由主義経済に参加するメリットの差が生じるが、その差は、各人固有の所有内容の差に由来するものであって、自由主義経済の不公平に起因するものではない。

3体自由主義経済の話 宝くじと鉄道の話 弁当箱開封の話 人魚とファスナーの話
独創的な絵を描く才能 宝くじの当選券 弁当箱の中身 裸体の美しさ
a,bと絵の交換 鉄道による運搬と運賃の支払い 相互開封補助 相互開封補助
自分の生産する絵が自分の消費するa,bと同量の価値に達する。
才能の開花。
賞金の獲得 弁当の吟味・消化・吸収 王子様の獲得