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2012年02月08日(水曜日)
3体問題による社会主義の分析(3)
今日は、昨日の記事で説明されている自由主義経済から社会主義経済への移行でA,B,Cに起こる変化、を透明貨幣描像で考える。

Aは、社会主義経済では、自由主義時代の1/4の量のaを供給して、自由主義時代と同量のbを受給する様に成る。
自由主義時代には1人(Aだけ)で2人分(B,C)のaを生産・供給していたのに対して、社会主義経済では2人(A,C)で1人分(B)のaを生産・供給する様に成るからだ。
つまり、社会主義経済では、自由主義時代と同量のbを見返りとして受給(受益)するのに必要なaの供給(与益)量は、自由主義時代の1/4に減る。
これに伴い、aの生産に要する時間消費と体力消耗が減少する。
移行後は、この減少分の時間と体力を使ってAは絵を描く事も出来る。

Bは、社会主義経済でも、自由主義時代と同量のbを供給して、自由主義時代と同量のaを受給する。
したがって、生活必需品に限れば、Bには変化が起こらない。
強いて言えば、aの受給に当たって、自由主義時代にはAだけから買えば良かったのに、社会主義経済では2手に分けてA,Cから買うので、手間が増える。
Bは、Cから絵を有償で受給できなく成るが、無償で受給できる可能性は残される。
したがって、生活必需品に限らず、絵まで含めて考えれば、Bの価値観では、自由主義時代と同量のbの供給(与益)の見返りとしての受益量は、自由主義時代の1/4に減る。
自由主義時代には、bの供給(与益)の見返りとして、1万円分のaと3万円分の絵を受給していたのが、社会主義経済では1万円分のaだけを受給する様に成るからだ。

Cは、自由主義時代にはaを全く生産しなかったが、社会主義経済ではaを生産する様に成る。
Cは、Bに絵を売る機会を失うが、Bに絵を無償で提供する可能性は残る。
つまり、社会主義経済では、a,bに相対的な絵の公定価値が自由主義時代の0倍に成る。
aの生産に要する時間消費と体力消耗が新規に発生し、その分だけ絵を描くのに使える時間と体力が減少する。
そのため、絵の内容がBに欲しいと思われるレベルに達しなくなる可能性がある。

絵のその様なレベル低下を考慮すると、BがCから無償で絵を提供される場合にも、移行後は、BがCから受給できる絵は3万円分に満たなく成る、と考えられる。
したがって、CからBへの絵の無償提供が有っても無くても、トータルでは、移行によって、Aは得をし、B,Cは損をする。
しかし、BがCから無償で絵を提供される場合には、Bが最も移行の影響を受けず、負担だけが部分的にAからCに移植された格好に成る。