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2011年09月10日(土)
人生の分水嶺
2008年の金融ショックの頃(=ここの日記を書かなくなった頃)、大きな心境の変化があった。
直接的には、
量子力学正典を一応書き終えた、というのが原因だと思われる。
いわゆる、張り詰めていた糸がプッツリ切れた、というヤツで、完成するまでは自分の頭の中で脈絡を失わない様に常時緊張していたのが、一応書き留めたので、それを心配する必要が無くなった、という事だろう。
私は、
量子力学正典の様なマトメを書く事を、ロック・クライミングのハーケン打ちに喩える。
一旦打ち込んでしまえば後は、別の仕事にカマケてハーケン打ち込みに要する能力を喪失しても、必要に成った時にザイルを手繰れば最終到達地点に確実に復帰できる。
量子力学正典は、他人に読ませる解説記事なのだから、それではいけないのだけれど、現状では、ハーケンが打ち込んであるだけ、といった面を多分に持っている。
補足説明欄への補足説明の記入が完了すれば、解説記事としても万全の物に成るだろう。
量子力学正典の完成を、自分の人生においてのメイン・イベントの一つぐらいに思っていたためか、その頃急に自分の人生の終わりについて考え始めた。
これは気の滅入る話で、それ故に気が滅入った。
その頃から、そこまでが人生の前半で、そこからが人生の後半だ、という風に思える様に成った。
2008年の年末頃には、40才から50才までを理論物理学業績樹立のラストスパート期間とする、という目標を立て、再び勢い良く活動する様に成って、今に至っているが、今の自分は人生の前半とは本質的に異なる人生の後半に位置しているんだ、という認識は、今でも消える事なく持続していて、私の意識の基調を成している。
数日前、夕食後の休憩としてソファーに横に成っていた時、自分の臨終の瞬間に照準を合わせてライフル銃でそこを狙う様な感じの意欲が、私の頭に一瞬生じた。