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2008年1月7日(月)
人間はロボットではない
人間はロボットではないから、ロボットの様に動ける様に成るためには、大変な修練が必要である。
したがって、言動がロボットの様に正確な人は、実は、ロボットの様な人ではない。
普通の人間には有る何かが欠けているからそう成った、のではなく、普通の人間には有る何かが言動の正確さを乱す事に対して、驚異的なまでの補正能力を身に着けているから、その様に正確に言動できるのである。
漫画的に言うと、そういう人が普通を超えて正確に言動する際には、その人の頭の中では、おびただしい数の仮想的な間違いが起き訂正される、というシミュレーションが、一瞬のうちに実行されている。
これは、喩えて言うならば、ロボットの動きがコインの表だとすると、間違いはコインの裏で、間違いを犯さない人間の行為はコインを偶数回裏返して表にする、みたいなものだ。
これを見て、ロボットと同じだ、と言うのは、何も分かっていない者か、意図的に事実を歪曲する者の、する事だ。
今までに、私を見てそのように考えた者が、何人も居る。
たとえば、ある者は、私の事を「こいつ、にぶいのか?」と言った。
にぶいのではない。
私のは、その手には乗らないよ、という態度なのだよ。
この態度を批判する事もまた、ぬすっと猛々しい態度である。
言動のロボットのような正確さが、大変な修練を積んでまで身に着けるに値するものなのかどうかは、価値観の問題だが、少なくとも言える事は、そのような修練もまた、内面の単純化ではなく、内面の複雑精妙化である、という事だ。
私は、人間は物である、と考えているので、原理的にロボットは人間たり得ない、という主張を、ここでしているのではない。