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2007年11月22日(木)
差別の定義
差別とは、基本的に、一つの属性に関する事実の確認によって、それとは関係の無い別の属性を良く調べて確認する事なく、こうだ、という風に決めてかかる行為、あるいは、統計的に言えるに過ぎない傾向性を、個別具体事例に対して無批判に適用する態度、だと思う。
たとえば、目の見えない人に対して、頭も悪いはずだ、という風に決めてかかったり、女の人に対して、女だから腕相撲で男の自分に勝つ事は許さない、という態度をとる事、が差別だろう。
目の見えない人には盲学校を、とか、耳の聞こえない人には聾学校を、という態度は、差別ではなく、至れり尽くせり、だと思うが。
判断が難しいのは、間接的な障害をいかに評価するか、だと思う。
目が見えない事は、頭が悪い事とは別だが、目が見えないために本を読む事が出来ず、そのため本来の頭の良さは平均以上なのに学力が平均以下に留まってしまう、という場合、目が見えない事が頭脳的成長に及ぼす障害を、社会がどの程度まで除去する義務を負い、目の見えない人はどの程度それを社会に除去させる権利を持つのか、という点だ。
明らかに、社会は際限無く除去に労力を投入しなければならない、とは言えないと思う。
この問題も含めて、障害者の権利を考える際には、健常者においては保障されていない権利、というものを引き合いに出す事により、権利保護の行き過ぎをいさめる事が出来る、と私は考える。
例え話をすると、健常者の場合でも、歩行能力には差がある。
ある人は、図書館まで歩いて行く事が出来るが、別のある人にはそれが出来ないかもしれない。
その事によって、学力に差が出るかもしれない。
それを、歩行能力と頭の良さは別だから不合理だ、社会が是正しなければいけない、とする権利を、健常者は持っていないのだ。