since 2003
イレコナビ サイトマップ
< 日記 >
< 2007年11月 >
< 09日 >
2007年11月9日(金)
「役に立つ」と「生きる力」も社会主義の隠語である
最近、学校で子供に何を学ばせるかについて、社会に出て役に立つ、とか、生きる力、というキーワードを用いた議論が横行している。
この事によって、学校教育が歪められている。
何事も役に立たねばならない、という考えを、教育機関の在り方にまで適用するのは、社会主義国のやり方だ。
たとえば、社会主義国のフランスでは、理工系の最高学府は、エコール・ポリテクニークという工業大学だ。
テクニークはテクノロジーという意味だ。
これに対して、日本では、最高学府は東京大学であって東京工業大学ではない。
役に立つ、とか、生きる力、という言葉を聞いても、社会主義である事に気付く人は少ない、と思う。
ちなみに、資本主義国本舗のアメリカでは、プラグマティズムという哲学が国是とされている。
プラグマティズムとは実用主義の事だ。
だが、アメリカの最高学府はハーバードであってMITではない。
日本の大学の中での東京工業大学のステイタスは非常に高いし、アメリカの大学の中でのMITのステイタスも非常に高い。
しかし、東京工業大学は東京大学よりも微妙に下だし、MITはハーバードよりも微妙に下なのだ。
実用主義も、表面的にではなく深読みすれば、何が役に立つかを人間の浅知恵で早計に判断する事は危険だ、との真っ当な判断と矛盾はしない。