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2006年11月13日(月)晴れ
学会発表旅行記-9-
第1の給仕さんに間違って花を食べた事を言うと、第1の給仕さんは笑ったので、僕も合わせて笑ったが、花を食べた事は心の中では笑えない失敗だった。
「もー、教えてくれれば良いのに」と思った。
健康に害は無いのか訊くと、健康に害は無いそうだ。
第2の給仕さんに花の味を訊かれたので、僕は「決して美味しくはありませんでした」と答えた。
花やバターを食べた後出て来たスープが少し塩辛すぎだと感じたので、僕は、その旨を第2の給仕さんに申し出た。
そのしばらく後で、第1の給仕さんから、スープをパンに付けて食べると美味しい、と教えられた。
パンに付ける事が前提ならば、あの塩辛さが丁度良い。
それを教えられた時には、僕は、既にスープをほとんど飲み終わっていたので、それを見て第1の給仕さんは、「まだ遅くない、残っているスープにパンを付けて食べる事が出来ます」と言った。
花やバターの件とスープとパンの件に対して「事前に言ってくれれば良いのに」と思ったので、僕は、第1の給仕さんに対してだったか、第2の給仕さんに対してだったか「食べ方を教えて下さい」と申し出た。
夜景の中に飛行機の着陸が見えたので、その事を第1の給仕さんに言うと、あそこは空港です、との事だった。
僕はその夜景を「素晴らしい」と言って褒めた。
その後、飛行機の着陸は見えるが飛行機の離陸は見えない事を言うと、離陸地点は遠過ぎて見えない、との事だった。
鶏肉を食べ終わりそうになった時に、第2の給仕さんから、米の御飯を持って来ましょうか?と尋ねられたので、僕は、最初の注文に従ってください、と答えた。
それを聞いて、第2の給仕さんは、では米の御飯ですね、と言って、それを取りに行った。
その時僕は、最初の注文に米の御飯が含まれていたか否か、それが鶏肉の直ぐ後だったかどうか、思い出せなかった。
いつだったか、第2の給仕さんが僕に「楽しんでください」と言ったので、僕は「楽しんでいます」と言った。
また、第1の給仕さんでも第2の給仕さんでもない別の給仕さんが、僕に向かって日本語で「おいし〜い」と言いながら目の前を通り過ぎて行ったので、僕はその人に向かって「おいし〜い」と言って応じた。
正直言って、そこの料理の美味しさは、僕が事前に知っている美味しさの基準にスッポリはまり込むものではなかった。
本当の美味しさとはどういうものなのか、学習するつもりで食べた。
僕は、それまで、服装制限のあるような本格的な料理店に行った事は一度も無かったからだ。
僕にも分かった美味しさもある。
パンが素晴らしかった。
これは僕にも分かった。
フランスパンだったのだが、僕の知っているフランスパンというのは、それまでは、硬くて食いちぎるのが大変な代物だけだった。
それに対して、ハノハノルームで食べたフランスパンは、バターロールと同じぐらい容易に噛み切れた。
それでいて、表面がガサガサしたフランスパンの質感をも完全に兼ね備えており、中もスカスカではなく密に詰まっていた。
鶏肉も、あれだけ良い肉質の肉をあれだけまとまった分量そろえる、というところに、本格店の面目があったのかもしれない、とは感じる。
そうこうしているうちに、僕は音楽がライヴである事に気付いた。
左に顔を向けると、楽器を演奏している男性数人と、歌を歌っている女性一人が、目に入ったのだ。
普通ではない程度にまで音が良いのは、ライヴだからだったのだ。
歌唱と演奏を直に見た時に初めて、僕はそこでの音楽をフルにキャッチした。
そして、思わず上半身を前後に揺すって音楽に乗った。