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2006年7月14日(金)晴れ
アナログ時計とデジタル時計
僕は、アナログ時計、つまり針と文字盤で時刻を表示する時計、も大好きだが、利便性では、アナログ時計がデジタル時計よりも優れている点は、ほとんど全く無い、と思っている。
デジタル時計というのは、表示機構において針を使わず、時刻を数字で液晶表示する時計の事だ。
精度に関しては、アナログ時計も電波時計の時代だから、デジタル時計よりも劣るわけではない。
電源に関しても、アナログ・デジタル共にソーラー時計の時代だから、使っていて差を感じる事は実際には無いのかもしれないが、液晶表示よりも針を動かす方が消費電力が大きいだろう事は目に見えているので、電源に関しては僅差でデジタル時計の方が優れている、と僕は考える。
それから、アナログ時計には、それがゼンマイ式でなくソーラー電波クォーツであっても必ず磨耗部分があるが、デジタル時計には磨耗部分が無いので、この点に関してもデジタル時計の方が優れている。
カレンダー機能についても、アナログ時計で万年カレンダーというのは、高価な超高級品のみだから、超が付かない高級品までのレベルでは、万年カレンダー当たり前のデジタル時計の勝ちだ。
クロノグラフつまりストップウォッチ機能についても、デジタル時計では精度100分の1秒が標準であるのに対して、アナログ時計では精度20分の1秒が標準である上、アナログ時計のクロノ針の分の位は虫眼鏡でも使わないと良く見えないし、クロノ針が時針や分針の陰に隠れて見えない事がよくあるので、デジタル時計の圧勝だ。
ストップウォッチを途中で何回も止める場合にも、各瞬間に停止中か計時中かを確認するために、デジタル時計は秒より小さな位の挙動を一瞬見るだけで分かるのに対して、アナログ時計は最低でも1秒間時計を注視しなければいけないので、デジタル時計の勝ちだ。
アナログ時計の秒より下の位のクロノ針は、計時開始からしばらくの間は動くが、その後止まる仕組みに成っている。
アナログ時計の方がデジタル時計よりも決められた時間までの残り時間等が一目で分かる、とか何とか、見易さについて、デジタル時計よりもアナログ時計の方が優れている、という意見を良く耳にするが、僕はこの意見が嫌いで、これを言う人は自分の頭でチャンと考えているのだろうか、と疑問に思う。
そういう人は、聞こえて来た意見を吟味せずそのままベルトコンベアの様に隣の人に渡している、と僕は感じる。
もちろん、聞こえて来た意見に大いに共感し、自分もそう思う、と述べている人にまで、その様な批判をするつもりはないが。
僕は、デジタル時計の方が時計を見る時間が短くて済む、と感じる。
つまり、デジタル時計は一瞬見るだけで知りたい事が分かるが、アナログ時計は針がどの目盛りとどの目盛りの間にあるかを確認するために時計を見る時間が一瞬では済まない。
これが、腕時計がウォッチと呼ばれる由縁、だろう。
その意味ではデジタル時計はウォッチではなくグランスだ。
特に分の位についてはその差が著しい。
だから、一瞬しか目を離せない行為の途中で見るには、デジタル時計の方が圧倒的に有利だ。
軍用時計としてアナログ時計を指定している人は、兵の命よりも兵のファッションを重んじてる、としか僕には思えない。
確かに、アナログ時計では文字盤を見るだけで計算することなく知りたい時間が分かるかもしれないが、デジタル時計でも見た後で頭の中でしなければいけない計算は大した事ないし、時刻が知りたいだけの時には、デジタル時計でも頭で計算する必要は全く無い。
僕も、デジタル時計の方がアナログ時計よりも劣っている点が少しはあると思う。
それは、数字を読み誤ると大間違いに成るが、針の位置を見誤っても小さな間違いにしか成らない、という点だ。
しかし、これについても、午前と午後を取り違える危険性はアナログ時計の方が大きい、ないしは、間違えないようにするために時計を見る時間はアナログ時計の方が長く成ってしまうだろう、と思う。
以上から、利便性の点ではアナログ時計に勝ち目は無い、という意見を僕は単に好き嫌いのレベルで述べているのではない、という事が分かるはずだ。
好き嫌いで言うならば、僕は最近、アナログ時計の事がものすごく好きに成っている。
到達した性能だけではなく、如何にしてその性能を実現するか、の部分や、利便性に関係ないメカニズムの面白さ、にも興味を持つように成ったからだ。
だから、ゼンマイ式のアナログ時計は最高に面白くて魅力的だ、と僕は感じる。