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2006年7月10日(月)晴れ
クレプシュゴルダン大掃除
結局全部書き直した。
一昨日参照した教科書のやり方に一つだけ気に入らない所があって、そこを突っ込んでみると、全く別のやり方を考え出すに至った。
僕はいつもこれだ。
決して、書く前から既存の書き方とは違うものにすることを目的にしている、わけではない。
各パートについて、既存のものが最も良い、と感じたら、既存のものをそのまま採用するつもりだ。
しかし、実際にはいつも、最も適切に、と考えて書くと、結果的に既存の書き方とは違ったものに成ってしまう。
そして、そういう経験を繰り返す事によって、今ではいつも、書く前から、既存のものとは違った既存のものより良いものを書くだろう、という期待を、僕は自分に対してするようになった。
今回は、自分がその期待を裏切りそうになったので、少し自分に失望するところだったが、やはり僕は期待通りの人だった。
僕が今日考え出した方法だと、クレプシュゴルダン係数の漸化的な求め方ではなくて一般式が得られるかも、と感じたので、それが周知かどうか調べるために、メシアの本を見たら、一般式としてラカーの公式とか色々書かれていた。
そして、それのあまりの複雑さに、自分でやったら悪くすれば1年かかっても出来ないだろう、と思った。
出来るとしても、今日僕が考え出したやり方に依るのではない、だろう。
そして、クレプシュゴルダン係数の一般式は、僕の教材に書くには、分量的に大分に成り過ぎて不適切だ、と悟った。
しかし、ラカーの公式を見た僕は、メシアの本の網羅性の高さを再認すると共に、テレビの鑑定番組の「良い仕事してるねえ」というセリフを思い出した。
決して派手な業績ではないが、こういう計算を誰かが丹念にやっている、ということが、物理学の発展のためには不可欠の要素だ、と思う。
業績に個人名が付けられるという学問の慣習も実に気持ちが良い。